仕事帰り、行きつけのブックオフに立ち寄って中古レコードを掘ってましたら発見。
井上陽水
〜陽水ライブ もどり道〜

井上陽水初のライブアルバム。
1973年7月リリース。
1973年4月14日に開催された新宿厚生年金会館小ホールでの「陽水リサイタル」を収録。
ライブLPとしてはオリコンで歴代1位のセールスを誇る。
「あかずの踏切り」は、後に『氷の世界』に収録されるバージョンとはメロディが異なっている。
LPのジャケットは見開きになっており、陽水による「憂いの年表」という自身を皮肉ったバイオグラフィが書き込まれている。
550円以下コーナーに3枚も転がってました。
ジャケットの痛みは仕方ないとして、重要なのはレコード盤の状態。
ブックオフでも店員さんにお願いすれば盤の状態を見せてもらえます。
購入を検討するときは必ず確認しましょう。
最初は許容できる傷の具合がわからず音飛びするやつ買ってしまったりしてました。
悔しいから傷を観察しまくって覚えていきましたよ。
で、今回の陽水レコードの状態は、3枚とも多少のカビは発生してしまってる。(¯―¯٥)
カビはね、湿式クリーナー使えばなんとかなるのよ。
傷も少なからずあったので再生に一番影響なさそうなものを選んで購入。
(他に3枚ほど買いました、後日レビューします。)
さて、帰宅しクリーニングも完了。
いざ、試聴!
井上陽水
1969年に「アンドレ・カンドレ」としてデビュー。
1971年に本名の井上陽水として再デビュー。
1970年代には吉田拓郎と並んでフォーク、ニュー・ミュージック界を牽引。
その後も現在に至るまで第一線で活躍を続ける、日本を代表するシンガー・ソングライターの一人。
Wikipedia井上陽水 概要よりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%99%BD%E6%B0%B4
【 陽水ライブ もどり道】 収録曲
サイドA 作詞・作曲 井上陽水
# タイトル |
1 夏祭り |
2 いつのまにか少女は |
3 紙飛行機 |
4 あかずの踏切り |
5 たいくつ |
6 人生が二度あれば |
7 帰郷(危篤電報を受け取って) |
サイドB 作詞・作曲 井上陽水
# タイトル |
1 感謝知らずの女 |
2 愛は君 |
3 東へ西へ |
4 家へお帰り |
5 傘がない |
6 星(終わりのテーマ) |
7 夢の中へ |
ジャケットが面白いぞ!

このジャケットの陽水カッコよすぎない?色気あるよね。
この時25才くらいですよ、25でこの色気は出ないって。

裏面も渋い、、初期の頃の米津玄師感がある、時間軸的に米津玄師が似てるのか。
楽曲達の内容と相まってヒリヒリした感じが伝わってくる。
「氷の世界」もそうだが、初期の頃の井上陽水は、鬼気迫る感じと悲壮感のバランスが凄いと思う。
で、面白いのがジャケットの見開きなんですが

陽水自身が書いた「憂いの年表」ですって。
暗い、、、
自分のこと皮肉りすぎでしょ、「拒否」と「不安」、このワードが年表の中に沢山入ってる。
すごいコンプレックスの塊。
「コンプレックスの数をかぞえると24個もあったので、眠れなくなる」とか書いてある。
しかも高校入学の時に。
でも、思春期のときってこんなかもなー、とも思えたり。
これだけ感情を言語化出来る人だから、負の感情に振れる時はとことん沈んじゃうのかなーとか思いながら読んでました。
御本人が作品として出してるから笑って読めるけど、友達がいきなり書いてきたら本気で心配しちゃうよね。
こういう楽曲以外の部分からも楽しめるのがアナログの好きな所(*^^*)
肝心の楽曲達はといえば
最高です♪
「傘がない」が収録されてたので、それだけで買う決め手だったんですけど。
ライブアルバムなのでお客さんの歓声と拍手も曲の合間に入りつつ、陽水の軽いMCがあって空気感がとてもいい。
若い頃の声も素敵で、歌い方がヒリヒリしてて悲壮感と哀愁があります。
サイドBが特に個人的お気に入りで、特にラストの「傘がない」から「星」に繋がり、アンコールで「夢の中へ」で締める。
誰しも年を重ねていくうちに経験する、「虚無感」や「老い」、「生活の不安」を歌い上げてきといての「夢の中へ」で眠っていく。
良くも悪くも人生ってそんなもんだよね。
ニュースで見る他の国の争いよりも自分の生活のほうが大事だもん、実際。
もちろん、他のことがどうでもいい訳では無いですけどね。
でも、自分が安定しないと他のことに目を向ける余裕なんて無いもの。
僕にとっては、とても勇気が貰えるアルバムでした。
YouTube Premium、Spotifyなどの配信でも聴くことが出来ます、気になった方はぜひ♪
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